虫歯セレック治療

虫歯の治療は、先の先まで考えないと再発するリスクが高い!?

患者様が思われる虫歯治療の流れとはどのようなものでしょうか?虫歯の部分を削って、そこに詰め物やかぶせ物をする。おそらくほとんどの方はそのように思われるでしょうし、従来の治療法ではそのように行っていることがほとんどです。

しかし、その治療法だと二次カリエスと言って、虫歯が再発するリスクが高いと言えます。なぜそのようなことになるのかを説明したいと思います。


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小さい虫歯の場合



左のような小さい虫歯があったとします。


その場合の治療法は、虫歯の部分を削った後に、「レジン」と呼ばれる強化プラスチックを硬化させて詰めます。


しかし、レジンは硬化する際に収縮します。小さい虫歯で使用する場合は問題ありませんが、レジンの領域が大きくなると、それだけ収縮する力も大きくなり、そのことで歯が引っ張られて小さい亀裂が入ってしまいます。

その亀裂から細菌が入り込み、虫歯を再発する(二次カリエス)リスクが生じるのです。

ケース

ケース1
特に痛みの症状はなく、白い詰め物に替えたいと来院された患者様のケース。金属の詰め物を外すと、中は二次カリエスに。神経を取る寸前の状態でした。


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大きい虫歯の場合


小さい虫歯の場合と同様に虫歯の部分を削りますが、レジンの代わりに金属(パラジウム合金)を詰めたり被せたりします。いわゆる銀歯と呼ばれるものです。


しかし、金属と歯は結合している訳ではなく、セメントを介在させて摩擦力ではめているだけのため、時間とともにセメントが劣化して隙間が出来てきます。

その隙間から細菌が入り込み、やはり虫歯を再発させてしまうのです。

ケース

ケース2
ケース3
この2名の患者様のいずれも痛みの症状はなく、白い被せ物に替えたいと来院されたケース。金属の被せ物を外すと、中は二次カリエスに。神経を取ってい たため、痛みを感じないものの、かなり虫歯は進行していて、抜歯寸前の状態でした。


このように従来までの治療法(特に保険治療)においては、どうしても虫歯を繰り返してしまう危険性をはらんでいることがお分かりいただけたでしょうか。

そして、こうした虫歯再発のリスクを最小限にする全く新しい治療法がセレックなのです。

セレックとはより精密な修復物ができるシステム

セレックとは、医療先進国ドイツで開発された、コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムで、ヨーロッパ・アメリカを中心に、全世界で約3万台のセレックにより、1,000万以上の症例など、20年にわたる実績を持つ、安心と信頼の歯科用機器です。

コンピュータを使って修復物を作製するので、歯型を取ることがありません。最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)し、患部の歯列をモニター上に再現。そのあとはコンピュータの3D画面上にて修復物を設計し、ミリングマシンがデータをもとに作製します。

セレックによる修復物の残存率

10年後の残存率を調べた臨床研究によれば、 通常の治療が約68%なのに対し、セレック治療は約93%と非常に高い結果を出しています。

(さらにこのデータは10年前の第二世代のセレックで、現在はさらに精度の高い第三世代のセレックになっています)

セレック治療のメリット

セラミック治療で見た目が自然な仕上がりになること以外にも、セレック治療には多くのメリットがあります。

  • 接着で歯とセラミックがピッタリくっついている(金属と歯は化学的に結合しない)
  • 歯とセラミックの硬さが近いため、なじみが良い
  • 型どり→模型→技工所の従来の工程をコンピュータ化して大幅に短縮されるので人によるテクニックエラーが少ない
  • ノンメタルのため金属アレルギーの心配がなく、口内電流も発生させない

特に①のメリットは、接着剤を用いて歯とセラミックが化学的に一体化しているため、冒頭に説明した歯と金属が摩擦だけではめているものとは、そもそもレベルが違う密着度合いのため、虫歯を再発させにくいといえます。


今でもテレビなどのメディアで話題になるセレックですが、今後ますますセレック治療が主流の歯科治療になるように思います。

さらに、デネブデンタルクリニックのセレックはバージョン4.4の最新式です

コンピュータをはじめ、システムの世界はまさに日進月歩であることは、ITに携わられている方たちは実感されていると思います。

このセレックも同じように、「より高精度に、より扱いやすく」と、バージョンアップを繰り返しています。
デネブデンタルクリニックでは2016年に導入したため、最新式のバージョン4.4のセレックです。(今後も当院ではセレックのバージョンアップには随時対応していきます)


従来のセレックも高精度であることには変わりありませんが、このバージョン4.4になりさらに高精度になりました。
特に、

  • スキャンの精度が良くなり、より正確に修復物が作製できるようになった
  • カメラが小さくなったので、奥歯までしっかりと撮影できるようになった
  • 取り込み画像がカラーになったので患者様にも分かりやすく設計しやすくなった

などが挙げられます。


一昔前のデジカメの画素数が100万画素でも高精度と言われていたものが、今や1000万画素が標準レベルになっていることなどを考えても、適合性の高い修復物を作るうえで欠かせないスキャニングの精度が年々進化していることは想像がつくかと思います。

セレック治療の料金

詰め物(インレー)

かぶせ物(クラウン)